愛文目次

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目次一覧

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発行元

第26号~現在 愛媛大学法文学部国語国文学会
第9号~第25号 愛媛大学法文学部国語国文学研究会
第8号 愛媛大学文理(法文)学部国語国文学研究会
第7号 愛媛大学文理学部国語国文学研究会
第2号~第6号 愛媛大学文理学部国語国文研究会
創刊号 愛媛大学國語國文研究會

誌名〔1959年〕創刊号~第3号は『〈愛媛大学〉国語国文学』(〈 〉は角書き)
  〔1966年〕第4号以降~ 『愛文』と改称し現在に至る

論文題目 著者 頁数

愛文 第58号(2023年3月)

昔のやうにはえしもあらじな―和泉式部日記冒頭における会話をめぐって― 西 耕生 1-14
覚一本『平家物語』における教経像の形成―王城一の強弓、精兵にておはせしかば― 玉井 美幸 15-29
『平家物語』と『三国志演義』における史実と虚構―死の描写にみる両作品の志向性について― 村越 仁 31-46
北条泰時と『御成敗式目』―『式目』注にみるその評価の変化― 田中 尚子 47-61
佐藤春夫「西班牙犬の家」論―幻想的な世界を構築する仕組み― 大石 結 62-78
徳田秋聲「軀」における軍隊と社会的階層の連鎖 神野 遥奈 79-94
中古疑問文の体系的研究に向けて―構成要素配列に基づく記述法― 高山 善行 左1-12

愛文 第57号(2022年3月)

花と源氏宮―狭衣物語における桜、山吹、藤― 田口 絹枝 1-15
『平家物語』「剣」の志向性―中世日本紀の一側面として― 坂井 彪 16-30
『舜旧記』にみる梵舜の日本紀へのアプローチ―吉田家の学問活動の一齣として― 田中 尚子 31-42
『娥歌かるた』における百人一首―和歌の徳と衣通姫― 髙嶋 萌香 43-51
『桜姫全伝曙草紙』の桜姫―物語における役割とイメージ― 三輪 咲愛 52-66
坂口安吾「FARCEに就て」考―道化(ファルス)における圧倒的肯定精神といたわり― 加川 遥日 67-82

愛文 第56号(2021年3月)

九十賀の俊成は「あえか」か―家長日記本文校定私按― 西 耕生 1-11
紫上の心と「幸ひ」―若菜巻を中心に― 前田 夏海 12-28
朱雀院という人―その性格と物語における役割― 西田 ちひろ 29-41
神々が動かす源平の世―〈宝剣〉叙述にみる『平家物語』の構想― 西久保 拓人 42-57
『葉武列土倭錦絵』における狂乱について 保川 穂香 58-65
谷崎潤一郎『春琴抄』論―内田百閒『柳検校の小閑』と比較して― 羽賀 優人 66-80
津島佑子『ジャッカ・ドフニ―海の記憶の物語』論―遺作に収められた大切なもの― 吉岡 千尋 81-94
津島佑子の作品群とその世界観 中根 隆行 95-107

愛文 第55号(2020年3月)

古語「なにとなく」再考―不特定から悉皆・普遍におよぶ副用語― 西 耕生 1-21
源氏物語「花散里」考―その消長の意義― 長谷川 千咲 22-40
『平家物語』における官位の使用とその作用 村上 紗和子 41-54
『碧山日録』に見る太極の漢籍考証の一様相―他説の否定・批判の上に成立する学問― 田中 尚子 55-67
朝日座開場前後の松山興行界 神楽岡 幼子 68-88
森崎和江と柳田国男―植民者二世の戦後 中根 隆行 89-101

愛文 第54号(2019年3月)

《剣巻》に見る中世日本紀―『平家物語』を端緒として― 田中 里奈 1-15
富川房信画『風流/大森彦七二葉の前/鬼女物語』考―浄瑠璃『車還合戦桜』と黒本青本『楠一代記』の利用 新井 恵 16-30
『呉服文織時代三国志』に表れる都賀庭鐘の歴史認識―室町の学問の継承として見た場合― 田中 尚子 31-45
松平頼該と芸能 神楽岡 幼子 46-58

愛文 第53号(2018年3月)

「繭こもり」と「うたた寝」のあいだ―源氏物語常夏巻の引歌とその展相― 西 耕生 1-12
源氏物語における紫・ゆかり・落葉―夕霧の人物設定と伊勢物語四十一段― 米木 千晶 13-25
藤原保昌の武勇伝承に関する考察 髙田 和歩 26-38
明治期松山の演劇環境―新栄座開場の頃― 神楽岡 幼子 39-53
津村記久子「ポトスライムの舟」論―現代の労働と貧困の狭間に生きる子供たち― 高畑 早希 54-69
書評 田中尚子著『室町の学問と知の継承 移行期における正統への志向』 川岡 勉 70-74

愛文 第51号・第52号合併号(2017年3月)

「みてこそかたよりに」異見―源氏物語胡蝶巻末本文復原私按― 西 耕生 1-16
「おのが身」と「おのが心」―呼称からみるかぐや姫の人物像― 東野 佑美 17-26
青本『久米豊勝/彼岸桜』考 新井 恵 27-39
黄表紙『交古世むかし噺』考 高須賀 萌 40-52
黄表紙『化物見世開』考 渡辺 紗代 53-68
新栄座開場三年―明治期松山の新劇場― 神楽岡 幼子 69-81
中勘助『銀の匙』論 関岡 彩乃 82-97

愛文 第50号(2015年12月)

俳諧師の旅と伊予俳壇―栗田樗堂を通して― 松井 忍 1-10
『とりかへばや』と『竹取物語』―月を中心に― 濵田 岬 11-19
夏目漱石『行人』論―一郎とお直の苦悩について― 山本 紗織 20-31
坂口安吾『明治開化 安吾捕物帖』にみる多重構造と変遷 篠崎 菜々子 32-48
安部公房「燃えつきた地図」関連作品の比較考察―〈壁の男〉の変化からみる作品の変化について― 長谷川 敬史 49-59
明治期(前期)宇和島の演劇事情 神楽岡 幼子 60-74
インドネシアにおける菊池寛の戯曲「父帰る」の受容 Fithyani Anwar 左1-14

愛文(第48号・第49号合併号) 第48・49号(2013年9月)

「思ひのほかの人も訪ふなり」追考―孝標女の継母の返歌をめぐって― 西 耕生 1-6
『夜の寝覚』における寝覚上の意識の変化―「罪」に注目して― 小佐見 和秀 7-18
『幼稚子敵討』にみる金毘羅信仰 大西 須弥子 19-29
富川吟雪作画『風流仙人花聟』再考 新井 恵 30-45
鱗形屋と黄表紙―安永期恋川春町作品からの考察― 戸苅 綾子 46-56
探偵小説の形成―「虚構」における「暴露」― 兵頭 沙依 57-71
寺山修司の文学観―「ロミイの代弁」を中心に― 中矢 あゆみ 72-82
あまんきみこと旧満州―『車のいろは空のいろ』における二元的世界観 高橋 亮 83-92

愛文(田村 憲治 名誉教授退休記念号) 第47号(2012年3月30日)

田村憲治名誉教授略歴・著述目録 無記名 1-10
南予地方民俗芸能―「鹿踊り」と「花取踊り」の歌詞復元― 今村 威 11-20
勧懲小説としての『坊っちやん』―主人公の人物像形成を中心に― 頼本 冨夫 21-28
子規と芝居 神楽岡 幼子 29-41
中島敦作品における「翳」をめぐって―谷崎潤一郎『陰翳礼讃』との比較から― 飛鷹 千紘 42-53
一九一一年の歌会始、許焱の詠進歌をめぐる小論 中根 隆行 54-64
『好色一代男』論―巻四に於ける『義経記』の影響とその意義― 神庭 満宏 65-73
黄表紙『辞闘戦新根』と鱗形屋 戸苅 綾子 74-83
黄表紙『多武峯爪黒笛』と「妹背山婦女庭訓」―富川吟雪の浄瑠璃抄録の手法― 新井 恵 84-94
「紅に染めし心」寸考―古今集誹諧歌の一首をめぐって― 西 耕生 95-104
古代語名詞句と語・節との関係―形態的緊密性の観点から― 高山 善行 左1-11

愛文(第45号・第46号合併号) 第45・46号(2011年3月15日)

「思ひのほかの人も訪ふなり」疏注―孝標女が記しとどめた継母の歌の機微― 西 耕生 1‐15
紀貫之の和歌に見られる特質―「ももとせ」をめぐって― 宮内 和世 16-28
田にし金魚論―洒落本界における田にし金魚の意味― 近藤 陽香 29-44
『堀内匡平日記』に見える芸能記事 神楽岡 幼子 45-52
飯田蛇笏の人事写生―「人温」と「愛の純粋性」― 赤瀬 理菜 53-64
三島由紀夫の〈作家〉意識―時代から求められた絶対孤独者― 日野 佑美 65-75

愛文(第43号・第44号合併号) 第43・44号(2009年1月30日)

R・H・ブライスと俳句についての小考 中根 隆行 1-9
〈豆男物〉草双紙の研究―芝全交と『寿常盤仙米』の意味― 保田 圭介 10-25
「忠臣蔵もの」黄表紙における十返舎一九の趣向―「もの尽くし」の作品を通して― 藤原 由香 26-44
芥川龍之介における句読法の変遷―読点の用法の変化を中心とした調査と考察― 鯨井 綾希 左1-19

愛文 第42号(2007年3月31日)

愛媛の芝居―明治初期― 神楽岡 幼子 1-17
江戸歌舞伎の若衆方―享保期を中心に― 新井 恵 18-28
「風に誘はれて」考―若菜上巻における柏木の垣間見をめぐって― 善家 雅 29-42

愛文 第41号(2006年3月31日)

『日本書紀』顕宗天皇即位前紀の室寿歌について 今村 威 1-12
夕顔と若紫の巻序―惟光の形象と少納言の乳母― 西 耕生 13-30
赤染衛門像の成立と変遷―良妻賢母像への疑問― 丸尾 のり子 31-45

愛文 第40号(2005年3月31日)

古代語としての「へち」―「宇治」と「憂し」の掛詞をめぐって― 西 耕生 1-7
『更級日記』の不断経―邂逅の夜における効果と出来事― 武井 麻子 8-21
高欄に「よりかかる」人物からのメッセージ―平安・鎌倉時代の文学作品を中心に― 善家 雅 22-31
『初登山手習方帖』にみる十返舎一九の方法 神楽岡 幼子 32-44

愛文 第39号(2004年3月)

女三宮の心情とその形象 池内 千絵 1-14
『浮世風呂』研究―登場人物に注目して― 豊田 美里 15-27
役者追善草双紙『籬の菊』について―その意図と刊年― 神楽岡 幼子 28-38

愛文 第38号(2002年12月)

井上通女『帰家日記』論 久保 有希 1-19
異類転生譚の考察―説話世界における人間と動物の関係― 渡部 香織 20-33
『おそめ久松歌祭文』―解題と翻刻―(三) 河合 眞澄 34-42

愛文 第37号(2001年12月)

謡曲《蛙》の構想―詠蛙文芸上の位置付けと金春禅竹作の可能性について― 樹下 文隆 1-18
平安貴族社会における「食」の様相―『中外抄』『富家語』を手掛かりに― 藤川 明美 19-37
方丈記にみるすまい 佐々木 明子 38-52
『閑居友』に関する一考察―下巻九話の女性像― 上岡 英美 53-71
『おそめ久松歌祭文』―解題と翻刻―(二) 河合 眞澄 72-82

愛文(開学五十周年記念号) 第36号(2000年12月)

禁止表現の変遷―文末形式と副詞を中心に― 山口 堯二 3-12
『殿暦』の文章―仮名の交じる文章を中心に―(その一) 小山 登久 13-25
石上乙麻呂「南裔の怨」―その鄙での別れと詩作― 渡辺 寛吾 26-35
『大鏡』の藤原佐理説話について 勝倉 壽一 36-46
一遍の和歌 田村 憲治 47-56
栗田樗堂の『月夜さうし』について 今村 威 57-69
雨月物語「仏法僧」雑考 美山 靖 70-79
方法としての〈登山〉―『草枕』考 西村 謙一 80-89
韻鏡假名字反秘傳 清水 史 90-99
『おそめ久松歌祭文』―解題と翻刻―(一) 河合 眞澄 100-110
『愛文』既刊総目次―(『愛媛大学国語国文学』創刊号/第三号、『愛文』第四号/第三十五号) 111-121
終末詞(終助詞)の意味機能と文の展開 小松 光三 左 1-11
節構造とモダリティ形式―動的文法論のために― 高山 善行 左12-22
上代語動詞の概念カテゴリー 塚原 竜一 左23-33
ニキとニギ―伊予の地名〈ニキタツ〉を中心として― 是澤 範三 左34-43
心空の韻学 中澤 信幸 左44-54
愛媛県青島方言アクセントの成立について 秋山 英治 左55-64
森鴎外作品における文の接続の研究―その論理と表現― 王 艮樹 左65-76

愛文 第35号(2000年3月)

鬼の影をみる心―平安和歌における「心の鬼」と「随求経」― 河野 小百合 1-17
飛鳥井女君〈巫女〉〈遊女〉考―『狭衣物語』巻一・飛鳥井物語をめぐって― 土井 達子 18-34
『宝物集』の世界―人間の八苦の部分を中心にして― 網谷 香代 35-49

愛文 第34号(1999年3月)

古代の和歌における表現の類型―八代集の初句を中心として― 塚原 竜一 1-15
一七世紀初頭における『古今韻会挙要』の受容―日遠『法華経随音句』を中心に― 中澤 信幸 16-27
言語学史的にみた音価推定の方法と問題点―B.KarlgrenとH.Masperoの場合― 清水 史 左1-17
外国資料における敬語接頭辞「御」を冠する語の構成について―キリシタン資料を中心に― 秋山 英治 左18-35

愛文 第33号(1998年3月)

夢の引用―『今昔物語集』の場合― 山口 康子 1-17
うきたること/かきたること―奥義抄下巻余「せりつみし」における本文異同― 西 耕生 18-33
上代における「若」字使用の様相―比況の場合― 是澤 範三 34-44
『鉢かづき』・『はな世の姫』・『うばかわ』の考察 高橋 晶子 45-57
愛媛県東中予地方アクセントにみられる「中央式」「讃岐式」の分布とその解釈 秋山 英治 左1-14

愛文 第32号(1997年3月)

日本霊異記の本文注と訓釈 小泉 道 1-11
墓碑銘は何故書かれたか―博物館屋的一考察― 日野 正寛 12-19
『栄花物語』の敬語法―被待遇者複数の場合― 白石 亜希 20-32
中勘助『提婆達多論』 石丸 亜紀 33-52
愛媛大学附属図書館蔵『四拾番歌合』 田村 憲治 53-61

愛文 第31号(1996年3月)

足摺岬と大淀三千風 美山 靖 1-10
『韻鏡』と張麟之 清水 史 11-18
〈枕詞―の〉型表現の特徴 塚原 竜一 19-36
『古今著聞集』―巻第十二偸盗第十九の研究― 永吉 恭子 37-49
川端康成「浅草紅団」考 西村 謙一 50-64

愛文 第30号(1995年1月)

『伊勢物語』に施された声点―中世アクセント史の一側面― 是澤 範三 1-18
公任『大般若経字抄』音注攷(資料篇) 中澤 信幸 19-34
『桑折宗臣日記』(抄)―終― 美山 靖 35-38
松山市方言のアクセント調査報告 上野 善道 左1-30

愛文 第29号(1994年1月)

忘れられた劇作家・岡田禎子―『出世作兵衛』とその作劇精神 附録・改訂岡田禎子著作目録 大西 貢 1-22
『たまきはる』の研究―主題をめぐって― 宮岡 則子 23-33
上代の文章にみられる「在」・「有」字の研究―〈存在対象〉の概念カテゴリーからみた『日本書紀』の用字法― 是澤 範三 34-51
藤原忠実の言談とその分析 藤原 洋祐 52-65
『今鏡』に関する一考察―白河院の人物像を中心に― 織田 牧子 66-82
『桑折宗臣日記』(抄)―その十三― 美山 靖 83-88

愛文 第28号(1993年1月)

法隆寺金堂薬師仏造像銘札記 小松 英雄 1-8
第三種係引関係詞(接続助詞)の意味機能と体系 小松 光三 9-19
菊花の約を読む―〈信義〉と〈軽薄〉をめぐって― 松岡 武彦 20-30
『新花つみ』の成立をめぐって―発句制作から文章制作へ― 土居 克好 31-40
『今昔物語集』における兵像 福田 恭子 41-52
木野戸勝隆研究爾後報告―伊勢の関係資料による― 小泉 道 53-55
『桑折宗臣日記』(抄)―その十二― 美山 靖 56-61

愛文 第27号(1992年1月)

木野戸勝隆研究追補―三手文庫蔵中世説話集による― 小泉 道 1-7
規範と実際―〈韻〉と〈韻書〉の分韻― 清水 史 8-19
鴎外・漱石・芥川の文学語彙―程度副詞少し・ちょっと・ややなどの場合― 和泉 紀子 20-28
御伽草子『酒呑童子』の一挿絵と本文について―酒呑童子登場の場面の変遷をめぐって― 勝俣 隆 29-39
湯岡碑文と赤人の歌について 中小路 駿逸 40-54
『桑折宗臣日記』(抄)―その十一― 美山 靖 55-59

愛文 第26号(1991年1月)

「二段古形説」補―係結びの場合― 木田 章義 2-21
木野戸勝隆研究小補―上賀茂神社の資料による― 小泉 道 22-26
接続詞「しかし」の意味と用法 孫 玉潔 27-38
中国訳『堤中納言物語』(「このついで」) 禹 忠義 39-41
『桑折宗臣日記』(抄)―その十― 美山 靖 42-47
役者評判記に見られる西鶴作品の利用(六) 河合 眞澄 48-53

愛文 第25号(1990年1月)

万葉集の「山」 金屋 和歌子 1-9
『本朝文粹』と『海道記』 日野 靖子 10-31
『多ゝ乃まん中』絵巻の考察 藤田 恵子 31-41
『桑折宗臣日記』(抄)―その九― 美山 靖 41-47
役者評判記に見られる西鶴作品の利用(五) 河合 眞澄 47-54

愛文 第24号(1988年9月)

逆接か順接か―文脈の論理と接続助詞「ば」の機能― 清水 史 1-6
伝達表現からみた古今和歌集―歌末の表現に着目して― 高橋 利枝 7-14
仮名文学時間語彙に現れた中古の人々の一日に対する考え方 是澤 由美 15-21
国語史上における快倫撰『法華経音義』の意義―特にその構成を中心として― 菊元 麻乃 22-30
大伯皇女一〇五・一〇六番歌の表現映像 小松 光三 31-37
『桑折宗臣日記』(抄)―その八― 美山 靖 38-43
古事談私記補遺(五) 田村 憲治 44-49
役者評判記に見られる西鶴作品の利用(四) 河合 眞澄 50-56

愛文 第23号(1987年9月)

『大津順吉』における虚と実 大西 貢 1-12
古今和歌集における「雨」 村瀬 千花 13-19
中古語「いろ」について 高橋 広美 20-26
式子内親王歌の表現的特色―A百首をもとにして― 益田 靖子 27-33
「後で」「後程」「いずれ」「いつか」「今に」「今度」「そのうち」「近いうち」の意味的差異 易 友人 34-40
漱石文学における〈自然〉の意味 平井 敬員 41-46
中世小説『あめわかみこ』の七夕系本文系統の新旧に関する一考察―絵と本文の齟齬を通して― 勝俣 隆 47-53
『桑折宗臣日記』(抄)―その七― 美山 靖 54-60
古事談私記補遺(四) 田村 憲治 61-63
役者評判記に見られる西鶴作品の利用(三) 河合 眞澄 64-71

愛文 第22号(1986年9月)

伊予の高嶺と群山と 小泉 道 1-7
『源氏物語』の女性呼称―植物呼称の表現機能― 松波 千津 8-13
『今昔物語集』本朝世俗部の「群衆」 池内 裕子 14-19
山家集「雑」の部とその構成について 佐川 由紀子 20-25
『花世の姫』についての一考察 稲井 ひとみ 26-28
逆接の接続助詞「ど」「ども」の意味と用法―「―ど(も)―ば―」の構文を中心にして― 宮崎 由紀 29-36
助動詞相互承接の生成原理―日本語助動詞意味論へのアプローチ― 高山 善行 37-45
『桑折宗臣日記』(抄)―その六― 美山 靖 46-50
古事談私記補遺(三) 田村 憲治 51-56
役者評判記に見られる西鶴作品の利用(二) 河合 眞澄 57-63

愛文 第21号(1985年7月)

中世小説「あめわかみこ」における挿絵と本文の齟齬について―姫君の琴の演奏と天稚御子の降臨― 勝俣 隆 1-7
中古語接続詞の機能と変遷―物語文学作品を資料にして― 高橋 尚子 8-18
王朝心情語の特質 加地 裕美 18-25
中国の現代化と演劇界の改革―伝統戯曲京劇を中心とした改革― 矢野 賀子 26-36
西摂播磨とよりくる神―説話と伝説― 中谷 一正 37-43
『桑折宗臣日記』(抄)―その五― 美山 靖 44-52
古事談私記補遺(二) 田村 憲治 53-55
役者評判記に見られる西鶴作品の利用(一) 河合 眞澄 56-66

愛文 第20号(1984年7月)

「波の穂を跳む」と「粟茎に弾かれて」の意図するもの―常世国への渡航方法に関して― 勝俣 隆 1-5
中世文学作品における鐘の音―音の表現と捉え方― 柚山 淳子 6-12
「完了の助動詞」の意味―〈まで構文〉を用いて― 高山 善行 13-23
『桑折宗臣日記』(抄)―その四― 美山 靖 24-36
古事談私記補遺(一) 田村 憲治 37-47
愛文分類総目録(1号―20号) 編集委員 48-54

愛文 第19号(1983年7月)

木国と根国―大穴牟遅神の根国訪問譚に関して― 勝俣 隆 1-6
「夜深し」考 小松 光三 7ー13
『桑折宗臣日記』(抄)―その三― 美山 靖 13-21
『伊勢物語かるた』(愛媛大学付属図書館鈴鹿文庫蔵)―解説と翻刻― 新家 こずえ 22-28

愛文 第18号(1982年8月)

資料〔大坂芝居噺〕―翻刻篇― 中村 隆嗣 1-15
『桑折宗臣日記』(抄)―その二― 美山 靖 16-18
玉井忠臣氏蔵『五社百首』 田村 憲治 19-34
大鏡における兼家譚の性格 寒川 真弓 35-41
紫式部日記の文章―助動詞「めり」を中心に― 矢野 久美子 42-48

愛文 第17号(1981年7月)

『桑折宗臣日記』(抄) 美山 靖 1-8
古事談私記と同私記補遺について 田村 憲治 9-15
重衡の和歌をめぐって ―覚一本平家物語の特徴― 阿部 悦子 16-22
『大鏡』の文章についての試論―その語りの方法をめぐって― 西 耕生 23-29
「無常」(徒然草)に対する生徒の反応―古典1乙(古文)における試みから― 松尾 千代子 30-36
日本詩歌韻律論 主要文献・資料一覧―続・付補遺 糸井 通浩 37-41

愛文 第16号(1980年7月)

芥川龍之介「尾形了斎覚え書」論 勝倉 壽一 1-5
芥川龍之介「地獄変」論―良秀の死を中心に― 寅岡 真也 6-12
「胡桃割り」の作品構造について―永井文学の方法― 脇長 美恵子 13-17
「橘大夫発願往生事」をめぐって 田村 憲治 18-22
伊予の「空船」伝承考―「三島大明神事」(神道集)ノート(2)― 糸井 通浩 23-29
浦島伝承と日置 中谷 一正 30-35
『紫式部集』における「身」と「心」の歌 内藤 早苗 36-40
『紫式部集』の地名―磯の浜をめぐる詞書の文章― 井上 真理子 41-45
落窪物語の一問題―「雨夜訪問」譚序説 松岡 武彦 46-50
言語主体認識の広がり―動詞「なる」の場合― 竹田 美喜 51-54
書簡文よりみた対者敬語「侍り」と「候ふ」の交替 植村 洋子 55-63

愛文 第15号(1979年7月)

「虫のいろいろ」に関する一考察 植木 昭江 1-5
『夏の花』小論 日野 裕子 6ー11
安部公房「闖入者」論 越智 啓子 11-13
宇治拾遺物語第九十七話の構造 田村 憲治 14-18
和泉式部集「夕暮はいかなるときぞ」の歌について 曽我 美智子 19-23
貴種流離譚としての浦島伝承 中谷 一正 24-28
和歌の居所観 補説 中小路 駿逸 28-32
日本霊異記「示」字考 小島 道 33-39
「原」「野」語誌考・続貂 糸井 通浩 39-45

愛文 第14号(1978年7月)

川端康成「合掌」の作品構造 明神 孝子 1-6
九霞楼 詩文集 美山 靖 7-12
静真のこと―今昔物語集巻十五ノ十五を中心として― 田村 憲治 12-16
竹取物語の月と姮娥伝説―古代伝承ノート(4)― 糸井 通浩 17-22
天草版イソポ物語の人称代名詞―「狼と羊の譬への事」の場合― 永尾 真一 23-27
「はつか(に)」雑考 池田 裕彦 28-33
「伊予」語源私考 小泉 道 34-39
うけひ狩と占木占草 中谷 一正 40-50

愛文 第13号(1977年9月)

子規と鴎外―「俳句会稿」を中心に― 和田 茂樹 1-5
柴田錬三郎の時代小説の世界 森藤 真澄 6-8
『思ひ出』―その色彩感― 竹原 多枝子 8-10
「夢十夜」論の現在 平井 敬員 11-15
「才」と「智」―秋成の思想の一断面 美山 靖 15-19
『発心集』巻一玄賓の歌について 田村 憲治 19-22
和泉式部日記「おりすぎば」の歌について 池田 裕彦 23-28
「将門記」訓読稿 小泉 道 28-31
今治市河野文化館所蔵「竹取物語」について 池田 裕彦 32-35
竹取物語作者圏と菅原道真―古代伝承ノート(3)― 糸井 通浩 35-41
「文人」雑感 中村 隆嗣 41-42

愛文 第12号(1976年9月)

事実の追求―恒元宛子規書簡の年月判定― 和田 茂樹 1ー2
『趣味の遺伝』について 平井 敬員 2-8
『曠野』小論 土居 美智子 9-12
「機械」―その構造的文体的特色について― 三木 由美子 13-17
『魚服記』手法私見 綿木 美枝 17-20
「いのちの初夜」小論 大橋 知江子 21-27
今昔物語 巻二十七第四十一話―「強ナル」の訓みについて― 北川 純子 27-31
雨月物語「よしや君」(白峯)の歌をめぐって 松尾 千代子 32-34
風土記における「爾」と「彼」について 森賀 美佐子 35-38
伊予風土記「能野の岑」雑考 小泉 道 39-42

愛文 第11号(1975年10月)

愛媛を中心とする古文献共同調査の記―巻頭言にかえて― 小泉 道 1-4
竹村錬卿宛子規書簡(新資料) 和田 茂樹 5-7
『偸盗』論の試み 平井 敬員 7-12
『雪国』における島村―その徒労の目― 津村 和芳 12-18
出会い―荒木田麗女伝中の人 美山 靖 18-21
松本幸四郎年譜 其の二 中村 隆嗣 22-25
篁物語「常による」の歌の解釈について 井戸 恭美 25-29
伝二条為忠・世尊寺行忠 筆本『拾遺和歌集』校異 山口 堯二 29-31
「かへるさ」考 清家 信考 32-35
古代伝承ノート―「真名井」の道と「間人」地名考 糸井 通浩 35-46

愛文 第10号(1973年9月)

逆言之狂言 武智 雅一 1-4
俚謡と子規の新体詩 和田 茂樹 4-5
伊予風土記「天山」雑考 小泉 道 6-8
待つほどのきのふすぎにし―蜻蛉日記天暦十年三月の贈答歌― 山口 堯二 9-11
松本幸四郎年譜 其の一 中村 隆嗣 12-14
国木田独歩『少年の悲哀』論 伊藤 政弘 15-19
国木田独歩『源おぢ』論の試み 田中 敏博 20-24
霊異記における色彩―赤色を中心にして― 上甲 和子 25-28
蜻蛉日記「あれまさりつつ」の解釈について 堀井 真由美 29-30
和歌における一喚体句「形容詞語幹十の…や」について 清川 寛子 31-35
新古今集における霞のイメージ―新古今集四十番の解釈のために― 野本 雅美 36-38
長崎県地方の方言―島原地方の方言について― 牧尾 裕 39-41
詩二題 浜 啓子 42-43
小説『無頼のカバン屋』 村上 弘和 44-48

愛文 第9号(1972年9月)

愛媛大学所蔵「古今集」と「金葉集」 小泉 道 2-4
矢野玄道文庫の『宿直草』 土田 衛 4-5
国語史の方法 山口 堯二 6-8
無題二題 三舛 恵子 9-10
「城の崎にて」の冒頭鑑賞 武智 美根子 10-11
おはん長右衛門 桂川連理柵 石部宿屋の段「秋風寒く身にしむも」の歌の変遷 その概略 中村 隆嗣 12-14
荒廃の階段 田中 敏博 15-22
祖母 川内 雄二 23-24
残暑 高橋 恭子 25-30
日常 成瀬 克己 31-35
あいさつをするときに 石丸 せい 36-37
沖縄の子供たち 新山 美文 38-39
死神 尾首 彰一 40-43
催眠術 安岡 和子 44-45
蕗のとうを―忘れられない人のために― 清水 美子 46-48
阿彌陀如来 和田 隆一 49-57

愛文 第8号(1970年12月)

文理学部とともに 武智 雅一 1
河野文化館の「金葉集」を調査して 小泉 道 2-5
研究雑語 中小路 駿逸 5-7
正岡子規一派の俳句会稿 和田 茂樹 8-11
正岡子規一派と椎の友社 宮本 美津子
石丸 れい
高橋 秀子
12-26
「姨捨」の女性像 大谷 美春 26-38
室生犀星と女性 櫛部 一妃 39-43
「山月記」の文体について 楠橋 開 44-53
作家論「中島敦」 白川 洋子 53-59
「花鳥諷詠」考 荒木 和子 60-64
幸せ 永井 和子 65-68
あこがれ 渡辺 ますみ 69-75

愛文 第7号(1968年12月)

十月のことども 武智 雅一 1-2
狂歌一首 井手 田鼠 3
伊予のイシヅチさんと土佐のイワヅチさん―土佐の旅日記より― 小泉 道 4-10
果物と文学 和田 茂樹 11
文学に表われた葡萄 小林 千慧子 12-15
文学に表われた梨 菅野 満枝 16-21
文学に登場する李 中野 応子 22-23
杏の由来とその庶民性 豆塚 春樹 24-27
日本文学に見る柿 長滝 晃子 28-31
「清兵衛と瓢箪」その手入れ前後の相違 井上 千代美 32-39
「清兵衛」という人物の成立論 香川 泰子 40-43
「トロッコ」と「真鶴」について 真木 和子 44-49
「日本霊異記」上巻第2話 歌謡における問題点の考察 秋田 豊茂 50-53
「日本霊異記」における観音信仰の話について 内川 和子 54-57
過去の助動詞「た」の終止形の命令的用法について 日笠 禮子 58-60
<新資料>正岡子規書簡(蛙友会あて) 和田 茂樹 61
上代における「我」「吾」・「あ」「わ」について 西川 恵三 66

愛文 第6号(1967年12月)

「四国文学」と田岡嶺雲 和田 茂樹 2-4
子規の俳句に於ける“写生” 三好 誉子 5-10
松風会―明治28年子規の指導を中心に― 松浦 久恵 10-18
松山における子規と漱石の交友―資料を中心にして― 岩田 節子 19-23
子規の少年期の短歌の考察 高岡 省三 23-26
子規の短歌革新について 前田 真理子 26-30
子規の新体詩創造について 岡田 喬 30-34
子規と食物 国富 章久 34-36
藤野古白について 岡林 珠江 36-39
太宰治の女性観―その二つの流れ― 是沢 文子 40-44
「他の為」の倫理と隣人愛の展開 川井 累子 44-50
格助詞「に」と「へ」について―その「ゆれ」を中心に― 垂水 操 50-56
言葉と心 川原 好順 57-59

愛文 第5号(1966年12月)

子規のハガキと最後の写真 和田 茂樹 1-2
まぎらわしい表現 吉田 金彦 2-4
丙午迷信 土田 衛 5-7
「けり」と「き」―樋口一葉の文章において 渡部 洋子 8-15
あゆひ抄巻四〈将倫〉〔何む〕〔何め〕―〔むや〕〔むやは〕と〔めや〕〔めやは〕について 原 良子 16-19
梶井基次郎「檸檬」の研究(三回生) 文体論 小野 俊二 20-26
梶井基次郎「檸檬」の研究(三回生)「檸檬」と「果実店」について 近藤 セツノ 27-29
梶井基次郎「檸檬」の研究(三回生) 成立論 黒田 宏子 30-35
梶井基次郎「檸檬」の研究(三回生) 影響論 越智 芙美子 35-42
話しことばに表われた可能動詞―『言語生活』(昭和四十年一~十二月)“録音器”より― 竹田 美喜 42-48
漱石への或るアプローチ 西原 桂子 48-50
女性のために 国富 章久 51-52
専門に入って 岡林 珠江 52-53
郷土随想 白石 圭吾 53-56

愛文 第4号(1966年1月)

通った後に道はできる 吉田 金彦 1-3
生きた文法教育について 梶原 滉太郎 4-5
「墨汁一滴」について 広田 章子 6-9
自画像―「吾輩は猫である」の迷亭画― 秋山 道子 10-14
「夢十夜」の研究(四回生) 第二夜 永井 路子 15-16
「夢十夜」の研究(四回生) 第三夜 山岡 安子 16-18
「夢十夜」の研究(四回生) 第五夜 中村 伸子 19-20
「夢十夜」の研究(四回生) 第七夜 小松 豊子 21-22
堀辰雄「窓」の研究(三回生)文章論 原 良子 22-25
堀辰雄「窓」の研究(三回生)成立論 西山 恭子 26-32
「聖家族」に見る死と愛の問題 小野 理行 33-36
高野山心中を素材とした歌舞伎と歌祭文 近藤 中子 37-38
思うまま 白石 圭吾 39-40
雑感一題「きもの美」 猛 昭太 41-43
自分の文章 楠 芳子 44-45
文学散歩 広田 章子 45-49

愛媛大学国語国文学 第3号(1962年12月)

千五百番 歌合と新古今和歌集 中村 真棹 1-2
お千代と半兵衛 土田 衛 3-6
「ずは」と「ずば」 芝 嘉也 7-12
「更級日記」における孝標女の自意識について 西岡 和子 13-17
<やらん>について 高木 千載 18-25
太宰治に関する雑考 池田 実 26-33
蕉風俳諧に於ける象徴について―『冬の日』にあらわれた匂ひ附と心附― 山下 美智瑠 34-40
堀辰雄と王朝女流日記 矢野 良二 41-46
蘆花恒春園をたづねる 高橋 八重子 47-51

愛媛大学国語国文学 第2号(1959年7月)

源氏物語のことども 中村 正雄 1-4
仮名「ッ」の字源について 吉田 金彦 5-10
「日記文学とは何か」 高井 秀和 11-15
中古の一語法 小山 登久 16-20
近松の世話浄瑠璃に於ける形容詞を中心とする一考察 住田 迪子 21-27
阿波方言、(北部の語法―) 後藤 博義 28-30
「方丈記の文芸性」 大杉 昌平 31-40
書紀成立の一考察 安永 俊明 41-43
「外来語について」 弘田 静憲 44-47
高瀬舟を読んで 平岡 淑乃 48-51
「詩」から生れてきたもの 中島 千秋 52-54

愛媛大学國語國文学 創刊号(1959年1月)

日本プロレタリア文学運動史 河崎 曾一郎 2-7
文学の限界 五島 正之 8-11
芥川龍之介の文体研究 広田 静憲 12-17
心中天の網島の文章 森本 良夫 18-21
和泉式部の生涯 阿部 洋司
三崎 和子
吉松 茂
22-27
和泉式部の性格 髙井 秀和 28-33
阿波の方言・伊島編 後藤 博義 34-42